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馴染みつづある外来語について考える(連載1)

筆者紹介: 金成 浩、24年間IT(オートメーション)分野で活躍。

はじめに: ITの一般家庭への浸透に伴い、専門家にしか使われていなかった外来語について取上げ、社会の進歩を語ります。 第一回は「サーバー」について語ります。

  「サーバー」といえば、一般人として思い浮かべるのは何かありますでしょうか?
そうですね! 一つありました。「ビールサーバー」です。私もビールが大好きです。
生ビール(ジャー)+ 炭酸を加えるマシンを総称して「ビールサーバー」と表現しています。
さすがIT畑24年の私もこれしか浮かべません。
「サーバー」という言葉は、もともと日本語にはない言葉で、欧米からの外来語と私は認識しています。
隣の中国では「服務器」と呼んでいるようですが文字通り外来語を敬遠する中国人の知恵と僕は見ています。
インターネットがはやりはじめたのもつい最近の4、5と覚えていますが、いまやちびっ子もパソコン、インターネットをいじるようになりました。
電子メールも専門家の独占ではなくなりました。「自宅サーバー構築」に関する書籍も書店にずらりと並べられている時代です。
というのも大手ポータルサイトから無料でもらえる電子メールアドレスに満足する時代は昔話のようで、個人またある集団を表すドメイン(domain、例えばyahoo.co.jp)を手に入れようとする意識が根強くなってきています。
私もその中の一人で、本に教わりながら自宅サーバーを立ち上げた経験を持っている人の一人です。
到底「サーバー」とはなんでしょう?
辞書にこう書いていました。
「サーバー」とは、

 1.テニス・バレーボール・卓球などで、サーブをする人。
 2.料理を取り分けるのに用いる大形のフォークとスプーン。
 3.料理を運ぶ盆。
 4.コンピューターネットワークにおいて、端末のコンピューター(クライアント)
からの命令を受けて実行し、特定の機能やデータを返す側のコンピューターの
こと。また、クライアントからの命令を実行するソフトウエアのこと。通常、
機能ごとに分かれていて、メールサーバー・ウェブサーバー・ファイルサーバー・
動画配信サーバー・プリンターサーバーなどがある。

纏めるのが一番苦手ですが、自分なりに上記の解析を纏めてみるとサーバーとは
「あるサービス(これも外来語か)を提供するマシンまたはものを指す」。
やっと纏めができてほっとしています。
これに便乗して、私ともが開発したXescというオープンパッケージソフトを少しだけ紹介させていただきます。
ウェーブサイト(サーバー)、即ちホームページ+オンライン管理機能を併せ持ったものです。
ちょっと無理やり「サーバー」に結び付けたような感じがしてならないですが。
とりあえず、個人または中小企業向けに開発したウェーブサーバー構築用ソフトです。

今回はここでお別れをしたいと思います。